サイバー攻撃事例解説
【DarkSide】重要インフラを標的としたランサムウェア攻撃による燃料供給停止の実態 (2021年)
IT網経由のランサムウェア攻撃により石油供給が5日間停止。 5億円の身代金支払いと深刻な社会影響を招きました。

米国東海岸の燃料輸送の約45%を担う主要パイプラインが、ランサムウェア「DarkSide」の攻撃により停止しました。 ITシステムへの侵害でしたが、OT(制御技術)環境の安全確保を優先するためにパイプライン全体のシャットダウンを余儀なくされた事例です。 5日間の操業停止により社会的な混乱を招き、企業は約5億円の身代金支払いに追い込まれました。ITとOTのネットワーク境界における防御と、迅速な意思決定の重要性を突きつけています。
名古屋港港湾ターミナルシステムを襲ったランサムウェア攻撃の脅威(2023年)
VPN機器の脆弱性から侵入され、港湾管理システムが暗号化。 物流インフラが3日間麻痺した深刻な事例です。

日本最大の貨物取扱量を誇る名古屋港において、コンテナターミナルの管理システム(NUTS)がランサムウェア攻撃を受け、約3日間にわたり荷役作業が全面的に停止しました。 侵入経路はリモート接続用機器の脆弱性を悪用した外部からの攻撃とみられています。 基幹システムのデータが暗号化されたことで、トラックのゲート通行やクレーンの操作指示が不能となり、日本の輸出入サプライチェーンに甚大な影響を及ぼしました。
自動車製造ラインを標的としたランサムウェア攻撃による生産システム全停止の実態 (2025年)
ランサムウェアにより世界中の生産ラインが1か月停止。 1日約10億円の損失と経営へ壊滅的な影響を与えた。

イギリスの自動車大手、ジャガーランドローバーの生産システムがランサムウェア攻撃を受け、全世界の操業が約1か月間にわたり停止しました。 本事例では、ITシステムへの侵入からOT(制御技術)ネットワーク内の生産管理システムへ侵害が拡大し、工場全体のシャットダウンを余儀なくされました。 1日あたり最大10億円と推定される巨額の損失に加え、サプライチェーンの寸断が経営に与えた影響は深刻でした。
ランサムウェア「Qilin」による基幹システム停止と個人情報流出の実態 (2025年)
Qilinによる攻撃で基幹システムが停止。 約191万件の個人情報流出の恐れと、数ヶ月に及ぶ業務停滞が発生しました。

国内大手飲料メーカーがランサムウェア「Qilin」の標的となり、基幹システムが大規模停止に追い込まれました。 この攻撃により、グループ全社の物流や販売機能が麻痺しただけでなく、約191万件の個人情報流出や決算延期という深刻な事態を招きました。 IT網から侵入した脅威が工場連携システムへ波及したことで、復旧には数ヶ月を要しました。 二重恐喝型攻撃が、製造業の事業継続を根底から揺るがす実態を浮き彫りにしました。
サプライチェーン攻撃による全工場稼働停止の実態 (2022年)
リモート接続の脆弱性を突いた侵入により、完成車工場の全稼働停止を招いた国内サプライチェーン攻撃です。

国内自動車部品メーカーがランサムウェア攻撃を受け、二次被害防止のために外部ネットワークを遮断しました。 この影響で主要取引先の国内全14工場が稼働停止に追い込まれ、サプライチェーンの脆弱性が露呈。 攻撃の起点は保守用ネットワークを経由した子会社のリモート接続用機器の脆弱性と見られ、OT現場における境界防御の限界と、資産管理・脆弱性対策の徹底という技術的急所を改めて突きつける深刻な事例となりました。
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代表取締役社長の「村上 正志」が質問にお答えします。
村上 正志のプロフィール