サイバー攻撃事例解説

サプライチェーン攻撃による全工場稼働停止の実態 (2022年)

リモート接続の脆弱性を突いた侵入により、完成車工場の全稼働停止を招いた国内サプライチェーン攻撃です。

サプライチェーン攻撃による全工場稼働停止の実態 (2022年)

国内自動車部品メーカーがランサムウェア攻撃を受け、二次被害防止のために外部ネットワークを遮断しました。 この影響で主要取引先の国内全14工場が稼働停止に追い込まれ、サプライチェーンの脆弱性が露呈。 攻撃の起点は保守用ネットワークを経由した子会社のリモート接続用機器の脆弱性と見られ、OT現場における境界防御の限界と、資産管理・脆弱性対策の徹底という技術的急所を改めて突きつける深刻な事例となりました。

高炉の操縦不能と緊急停止:ドイツ製鉄所への標的型サイバー攻撃の実態 (2014年)

2014年、ドイツ製鉄所が高度なサイバー攻撃により高炉操縦不能に。 ビジネス網から侵入、制御システムを狙い、物理的被害が発生。

高炉の操縦不能と緊急停止:ドイツ製鉄所への標的型サイバー攻撃の実態 (2014年)

2014年、ドイツの製鉄所が高度なサイバー攻撃を受け、高炉の操縦が不能になりました。攻撃者はビジネスネットワークから侵入し、産業用制御システムへと攻撃を拡大。 高炉が適切に停止せず、設備に甚大な物理的被害を与えました。

【Industroyer】汎用産業用プロトコルの悪用による変電所自動操作マルウェアの実態 (2016年)

汎用産業用プロトコルを悪用し、変電所の遮断器を自動操作して大規模停電を引き起こした自動化攻撃の脅威です。

【Industroyer】汎用産業用プロトコルの悪用による変電所自動操作マルウェアの実態 (2016年)

2016年にウクライナの首都キエフの変電所を標的とした「Industroyer」は、産業用プロトコルを直接解釈して自動で遮断器を操作する極めて高度なマルウェアです。 人間が介在して遠隔操作を行った過去の事例とは異なり、攻撃が「自動化」されている点が大きな特徴です。 IEC 60870-5-101/104などの汎用プロトコルを悪用して遮断器を不正に操作し、バックドア経由でリモートサーバーからコマンドを受信することで、大規模な停電を引き起こしました。

【TRITON/TRISIS】安全計装システム(SIS)を標的とした物理的破壊マルウェアの実態 (2017年)

プラントの最後の防衛線である安全計装システムを狙い、人命や環境を脅かす物理的破壊を試みた攻撃です。

【TRITON/TRISIS】安全計装システム(SIS)を標的とした物理的破壊マルウェアの実態 (2017年)

2017年に中東の石油・ガス施設を襲った「TRITON(TRISIS)」は、プラントの安全を担保する最後の砦である「安全計装システム(SIS)」を標的にした極めて危険なマルウェアです。 攻撃者はワークステーションを経由して安全計装ネットワークへ侵入し、独自の制御プロトコルを悪用してSISコントローラーに不正なコードを注入しました。 操業の強制停止だけでなく、人命や環境に甚大な被害を及ぼす物理的破壊の一歩手前まで至った事例です。

【PIPEDREAM/INCONTROLLER】汎用制御プロトコルを標的とした多目的ICS攻撃ツールキットの実態 (2022年)

汎用プロトコルを悪用し、世界中のPLCを標的とすることが可能な多目的ICS攻撃ツールの脅威です。

【PIPEDREAM/INCONTROLLER】汎用制御プロトコルを標的とした多目的ICS攻撃ツールキットの実態 (2022年)

2022年に発見された「PIPEDREAM(別名:INCONTROLLER)」は、特定の施設やメーカーを狙うのではなく、世界中の産業用機器に広く採用されている汎用プロトコル(CODESYSやModbus TCPなど)を標的とした初の多目的ICS攻撃ツールキットです。 攻撃者はこれを用いることで、高度なマルウェアをゼロから開発することなく、PLCの操作、データの改ざん、システムの強制停止などを容易に実行できます。 産業制御システムにおける「攻撃の民主化」を象徴する極めて深刻な脅威です。

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村上 正志

代表取締役社長の「村上 正志」が質問にお答えします。

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